外国人労働者の日本語能力を測定するために今注目の国際交流基金日本語基礎テスト

日本で働く外国人の日本語コミュニケーション能力を測る試験として、最もメジャーなのが「日本語能力試験 略称:JLPT」。

そしてもう一つ、ここ最近注目を集めているのが「国際交流基金日本語基礎テスト 略称:JFT-Basic」です。

国際交流基金日本語基礎テストは独立行政法人国際交流基金が主催する試験で、就労のために来日する外国人のコミュニケーションに必要な日本語能力を測定し、「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」があるかどうかを判定することを目的にしています。

日本語能力試験がN1~N5まで5段階のレベルに試験問題が分かれているのに対して、国際交流基金日本語基礎テストのレベルは1つで、得点によって下記6レベルのいずれかに判定されます。

また日本語能力試験がマークシート方式で、日本と海外(約80の国と地域)で年に2回、特定の試験日に実施されるのに対し、国際交流基金日本語基礎テストはCBT方式で、海外(アジア地域)と日本で年に6回、国ごとに設定されるテスト期間に実施されるため、受験しやすい点に大きな特徴があります。

また日本語能力試験は受験してから約2か月後にようやく結果がわかりますが、国際交流基金日本語基礎テストは受験当日に結果が分かり、受験してから5日以内に判定結果通知書も発行されます。

 

まだ日本語能力試験に比べると、マイナーな国際交流基金日本語基礎テストですが、在留資格「特定技能1号」を得るために必要な日本語能力水準を測るテストとしても活用されていてと、ここ最近大きな注目を集めています。

日本で働く外国人の日本語能力を確かめたいけど、日本語能力試験の結果を待てない・・・などお考えの企業担当者の方は、「国際交流基金日本語基礎テスト 略称:JFT-Basic」の活用も検討してみてください。

 

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