外国人労働者なら持っていてほしい日本語能力試験・N3はどれくらいのレベル?

多くの日本の企業で、日本語でのコミュニケーションをとれるか、即戦力となるかの大きな判断基準となるのが、先日の記事でも紹介しました「日本語能力試験」のレベル(Nレベル)。

日本語能力試験では主に下記の内容を測る試験と言われています。

・日本語の文字や語彙力、文法についてどれくらい理解できているか?

・日本語の知識だけでなく、その知識を利用してコミュニケーション上の課題を行えるか?

 

日本語能力試験では一番簡単なN5レベルから、一番むつかしいN1レベルまで5段階に分かれていますが、日本の企業で一人で仕事を任せようとするなら「N3レベル」が必要と言われています。

N3レベルは、日本語能力試験の公式ホームページによると、下記のような目安が書かれています。

日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる

読む

・日常的な話題について書かれた具体的な内容を表す文章を読んで、理解することができる。

・新聞の見出しなどから情報の概要をつかむことができる。

・日常的な場面で目にする難易度がやや高い情報は、言い換え表現が与えられれば、要旨を理解することができる。

聞く

・日常的な場面で、やや自然に近いスピードのまとまりのある会話を聞いて、話の具体的な内容を登場人物の関係などとあわせてほぼ理解できる。

引用先:日本語能力試験公式ホームページ

上記のように、結構なレベルの日本語能力を必要とするN3レベルの試験の合格率は、過去3年間だと下記のとおりとなっています。

2019年 受験者数:280,144人 合格者数:102,021人 合格率:36.4%

2018年 受験者数:244,077人 合格者数:88,955人 合格率:36.4%

2017年 受験者数:204,808人 合格者数:77,195人 合格率:37,7%

 

決して簡単ではないものの、2019年には10万人近い合格者が出ているN3レベルを持っていれば、製造の仕事であれば仕様書や要件定義書などを読み、自分で作業を行えるレベルと言われています。

特に日本語でのコミュニケーションが求められる企業の採用担当者の方が、外国人労働者を雇用する場合は、日本語能力試験N3レベルを一つの目安にするのがおススメです。

アルタスグループは全外国人労働者・N3レベルを目指します!

アルタスグループでは今後この日本語能力試験に対応した社員教育を強化していく方針で、グループで働く派遣社員のみなさまにはまず「N3」レベルの習得を目指していただこうと考えています。

「N3」のレベルは「日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる」レベルで、N3を合格できるレベルであれば、職場でのコミュニケーションに不自由はかなりなくなると言われています。

アルタスグループではこの取り組みを通じて、一緒に働く派遣社員のみなさまが職場で少しでも円滑なコミュニケーションをとっていただけるよう全力でサポートしていきます!

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